治療費には介護保険が適用される

治療費には介護保険が適用される

自宅で介護を受ける人は、歯磨きやうがいが良くできずに虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
歯科医院に行くことができれば適切な口腔ケアを受けられますが、それができないときにはどうすればいいのかというと訪問歯科を依頼すれば安心です。
訪問歯科は自宅でも持ち運びできる専用の機器を使い、治療を行えます。入れ歯も、状況に応じて作り直しもできますから会話や食事の質を落とさずに済みます。
訪問歯科診療を受けるときに支払う治療費は、介護保険が居宅療養管理指導が適用されます。これにより治療を受けても、患者の負担が大幅に減らせます。
介護保険では、誰が居宅療養管理指導をするのかによって負担の割合と算定上限が変わってきます。歯科医師の場合には月２回まで、歯科衛生士であれば月４回までです。歯科医師のほうが支払う金額が多くなります。
それから一人に指導をするときと、複数人に指導する場合でも料金が変わります。複数人への指導であれば、若干安くなります。

訪問歯科なら在宅で十分な口腔ケアができる

高齢や体が不自由などの理由で、歯が痛くても歯医者に行けないというケースは少なくありません。
しかし、歯の痛みは放置していると危険な状態になってしまう恐れがあるので、早めに処置をすることが必要です。自ら歯医者に足を運ぶのが難しい場合には、訪問歯科を利用するという手があります。
最近では、高齢や体の不自由な方でも在宅で負担なく口腔ケアができるよう、訪問歯科での診療を行う歯科医院も増えてきています。在宅であればリラックスしながら治療を受けることができますし、通院の負担が無くなるのも本人、ご家族の方にとって大きなメリットです。
また、体が不自由な方の場合、普段の口腔ケアが十分にできず虫歯などになりやすいという問題がありますが、そういった場合でも口腔トラブルの予防サポートが受けられるのも魅力です。
歯が健康であれば好きなものを美味しく食べることができ、心身に良い影響を与えることができます。
歯医者に通うことが困難な場合は、訪問での治療を考えてみてはいかがでしょうか。